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2012年11月15日 (木)

私の体験…超常現象

 画像は私が昭和43年(1968年)勤務先の社内報に投稿し掲載されたものです。で、ほぼ原文のまま転記いたしました…
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 夜空に輝く無数の星、四季折々の雲の姿。私は小さい時から、天体に対する関心が大きかったように思います。これは多分に父の影響があったようで、夜になるとよく近くの空き地へ行って星座の説明を聞いたものです。

 

 「エンゼル・ヘア天使の髪の毛)」…これも正しく空に関する自然現象の一つなのですが、原因、過程が全てまだ科学的に解明されていないという点では、よく騒がれる空飛ぶ円盤、即ち未確認飛行物体(UFO)と好一対をなすものと思います。UFOは時々新聞紙上を賑わし、また実際に見たと思われる人も数多くあり、またSF作家の間では格好の材料となっているようで、既に幾冊かの本も出版されるなど、派手に扱われているに対し「エンゼル・ヘア」は、その頻度から云うとあまりにも少ないので、単なる伝説上のものと思われているか、或いは、その存在を全く知らない人たちの方が多いとさえ考えられます。しかし、実際に出合った人たちにとっては、それが手に取って見ることが出来るものだけに、UFOなどより確実にその存在を知ることになります。

 

 今から約9年前(筆者註・この記事を書いた昭和43年(1968年)2月を基準にして)、確か昭和34年の春だったと思います。その頃、私は北陸金沢にてある会社に勤めていましたが、その日は全くの日本晴れで、ポカポカと暖かな何か眠気を誘う日和だったと記憶しております。仕事が一段落して何気なく空を仰ぐと、綿の切りくずを撚ったような白いフワフワしたものが空一面に漂い、次々と微風に流され、一部は木の枝に、また地面に屋根にと舞い降りてくるではありませんか。さぁ、それからが大変です。ある者は「これは近くのナイロン工場から飛んできたもので、正しくナイロンだ」、「いや、これは綿くずだ。それにしてもこんなに沢山…」等々、カンカンガクガクの論争となったが、数分とは続かなかった。と云うのも、手にしたその物体が不可思議にも、次々と消え失せていってしまったからです。一同は自分の目を疑っている様子で、中にはまだ舞い降りつつあるのを掴んでくるのですが、やはり手品のようにすぐ消えて無くなるのです。木の枝や建物に引っ掛かったものも同じ運命にあったのはもとよりです。父には習わなかったのですが、エンゼル・ヘアについて少しは読んで知っていました。そして、洋の東西を問わず、これはその呼び名に反して、凶の前触れとされていたように記憶しております。何でもその昔、満州にて関東軍の一分隊が、ある夜、白い糸くず状のものに見舞われ、それに触れた者は翌日の戦闘で全て敵弾のために倒れたというエピソードや、西洋では、栄華を誇っていた古代都市が、ある日エンゼル・ヘアに覆われるや、間もなく廃墟と化してしまったという伝説も残っているようです。 

 

 翌日の金沢地方紙「北国新聞」はかなりの紙面を割いて、昨日の不思議な出来事を取り上げ、それがほぼ全市に起こったことを報じ、学者も研究対象にと採集したが、やはり私が体験したと同じように、数分のうちに消え失せ、何とか顕微鏡にまで乗せたものもまた、ピントを合わせるまでもなくその姿を消したとありました。 

 

 註:昭和43年(1968年)当時の私の知見に基づいて書いていますので、現在の一般の知見との違いがありましたらご容赦ください。